阪神高速道路株式会社様

新会計情報システム(NOAH)開発プロジェクト

オープンソースソフトウェアによる大規模基幹系業務システムの構築プロジェクト

開発期間 2003年10月〜2005年10月
開発規模 300万Step、約700画面
15サブシステムで構成され、1300の機能を持つきわめて大規模なシステム

導入背景

公会計と企業会計が共存する大規模基幹系業務システムのスムーズな開発。

お客様は、「阪神高速道路公団様」の民営化に伴い、公会計と企業会計の共存という、特殊な形態の会計システムの構築に迫られておられました。新会計情報システムでは、既存会計システムで難しかった機能追加や変更を行い、透明性や先進性の高い基幹系業務システムにしたいとのお客様の意向がありました。そこで、オープンソースソフトウェアを使った、将来的な変化にも対応できる柔軟性をもったシステムへの刷新が目指されました。

ミッションクリティカルな基幹系業務システムに求められる、高い信頼性と性能を確保すると共に、会計業務を含む基幹系業務システムに求められる、操作性の高さと応答性の高さを実現する必要がありました。さらに、新会計情報システムは、15サブシステムで構成された1300の機能を持つ、きわめて大規模なシステムでした。そのため、技術リスクを回避する高品質な共通基盤として、TERASOLUNAを導入する事になりました。

適用プロダクト

阪神高速道路株式会社様でご利用頂いたプロダクトは、高い信頼性を兼ね備えたサーバフレームワークと操作性・応答性に優れたくらいアウトフレームワークです。

  • TERASOLUNA Server Framework for Java
  • TERASOLUNA Client Framework for .NET
プロダクト適用図

導入効果

ミッションクリティカルな基幹系業務システムのオープンシステム化

ミッションクリティカルな基幹系業務システムをOSSで構築した例は世界にも例が少なく、リスクを伴う開発でしたが、TERASOLUNAに加え、「OSDC(オープンソース開発センタ)」というOSS専門の技術支援組織のノウハウを活用することで、大規模基幹系業務システムの開発をスムーズに進める事に成功しました。

リッチクライアントを使った高い操作性

会計業務を含む基幹系業務システムには、操作性の高さ、応答性の高さが求められます。今サービスも、入力項目およびチェック項目が多いことから、入力プロセスにおける通信負荷を軽減するためにリッチクライアントを採用。プレゼンテーション領域の開発には、クライアントOSであるWindowsと親和性の高い.NET Frameworkを用いました。これによって、例えば、一度の入力で、予算科目での把握と勘定科目での把握の両面ができるという、会計系独自のシステムづくりに成功。業務処理の操作性向上を達成しました。

大規模開発における高信頼性と高性能の確保

.NETリッチクライアント+J2EE Web APサーバの組合せは初めての試みだったため、TERASOLUNAフレームワークの導入により品質と生産性を確保しました。TERASOLUNA Server FW for Javaは、適用実績も多く、高い信頼と性能を兼ね備えたフレームワークです。またTERASOLUNAスタッフの高度な技術力によってリスクの軽減をはかったことで、ミッションクリティカルな基幹系業務システムに求められる高い信頼性と性能を達成することができました。

将来の変化にも対応できるシステム基盤

TERASOLUNAフレームワークは拡張性に優れた共通基盤であるため、組織の統廃合や新サービスの登場など、今後起こりうる変改も柔軟に対応できます。そのため、新生・阪神高速道路株式会社様は、「先進の道路サービス」を支える「先進のシステム」を手に入れたと言えます。

大規模開発の生産性向上と品質維持

TERASOLUNAフレームワークをクライアント側とサーバ側に共に導入したことにより、基盤部分の製造における技術的リスクの回避、手戻りの事前回避が可能となっただけでなく、全体的な処理方法が統一され、品質の底上げにつながりました。